沖縄の県の蝶に指定されている「オオゴマダラ」。機会あって,昨日琉球村をたずねたときに,「蝶々ハウス」で多く飼育されているのを見ました。
かなり大きなサイズの「タテハチョウ科」の仲間で,黄金色のさなぎになるのが大きな特徴です。さなぎの尾部にカギ型があり,ぶら下がってさなぎ段階を過ごします。
蝶々ハウスでは,さなぎを集めて洗濯ばさみ状のクリップで留めて飼育していました。自然の中でこの黄金色は目立つけど,体内に植物由来の毒(アルカロイド)を保持しているので,警戒色として敵に襲われないようです。
もともと,植物が自分の身を守る手段としてアルカロイドを作っていたのに,昆虫に利用されているなんて,植物と動物の不思議な関係ですね。
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