学内では,あちこちで桜が満開を迎えています。ソメイヨシノが中心ですが,この種は江戸時代に「エドヒガン」と「オオシマザクラ」の雑種からつくられた園芸種で,今では全国に「クローン」の状態で,人工的に分布しています。だから,気温や降水の条件が同じ場所で,一斉に開花するのですね。
今日の報道によると,ソメイヨシノのDNA研究により,遺伝子情報がすべて解読されたとのことで,もともと552万年前に「エドヒガン」と「オオシマザクラ」に分かれた桜が再び交雑によってできたとか。
自然の中で別れた種が,江戸時代に再び人工的に戻った・・・興味深いですね。
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