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執筆者の写真Hiroaki Kanoe

理科で進める探究

1年次から2年次にかけて履修する理科や理科実験の授業では,各回とも観察や実験を中心としたPBL(Problem Based Learning)が進められています。


授業では,学生一人一人が児童が授業で行う観察や実験を実施しながら,児童の目線から「どのような内容でつまづくだろうか」を考えています。また,同時に授業者の目線から「どのような工夫をすれば児童の学習が円滑に進むか」の視点を中心に,毎回,観察や実験に取り組んでいます。



「理科1」の光の学習では,光学台を使いながら光の直進性や凸レンズの働きについて実験を進め,小学校4年の授業内容を指導できるように理解を深めています。また,光の色に注目し,スマートフォンなど身の回りの液晶画面を顕微鏡で観察しながら「光の三原色」を学ぶなど,身近な現象と理科学習との関連を意識できるようにしています。




「理科実験1」の再結晶の実験では,短時間で楽しく取り組めるよう,塩化アンモニウムを用いた実験を進めています。飽和溶液を加えた試験管を観察すると,温度の低下とともに試験管内に雪が降るような再結晶がみられます。


これらの授業では,観察や実験に必要な情報など必要最小限の内容を学生に伝え,自力解決を促すようにしています。学生たちは,学習指導要領や教師用教科書をもとに,やがて現場で自分が授業することを想定しながら,毎回の授業で学修を重ねています。



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