理科教育法
小学校で理科を教えるために必要な教材研究の方法,児童にわかる学習指導案の作成,観察や実験を中心とした模擬授業,発問の工夫などを,グループ活動を通して意見交換をしながら,考えを整理していきます。
意見交換は,ホワイトボードや電子黒板を囲んで,それぞれの考えを可視化しながら整理をすることにより,学びを深めていきます。理科室には,3枚の電子黒板があり,ICTのスキルアップも図ります。
意見交換をするグループは,毎回,異なります。ジグソー法やレク活動を取り入れながら,毎時間全員が発表・表現する活動を通して,自分の指導技術も磨いていきます。
理科実験
小学校で扱う観察・実験について,指導者の視点ですべて実施します。デジタル教科書やタブレットも活用しながら,子ども達の「素朴な」疑問が解決できるように,学修を深めています。
観察や実験は,個人のスキルアップが図れるよう,生物顕微鏡などの器具は一人一台の環境が整備されています。数回の授業で,ほぼ全員が,10秒前後でプレパラートにピントを合わせるスキルを身につけています。
また,遺伝子組換え実験や,骨格標本づくり,光の特性など,少し発展的な内容についても扱います。
プログラミング・ICT
2020年の新学習指導要領により,小学校の授業で導入されることになったプログラミング教育ですが,本学科では2010年よりプログラミングの授業実践を進めています。
2015年からは,2人1台でタブレットを操作するとともに,レゴ・マインドストームを用いたロボットを組立て,グループで災害救助ロボット・コンテストを実施しています。
また,科目「教育の方法と技術」では,Google classroomを用い,パソコンやタブレット,スマートフォンを使って教育現場における情報機器の展望を学ぶとともに,課題を共有しながら自分の意見を深める次世代型の授業を展開しています。
ICTが活用される,10年先を見据えた教材の開発と実践に取り組んでいます。
これらの科目は,2017年にApple Teacherに認定された教員が担当しています。