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執筆者の写真Hiroaki Kanoe

水を加熱するとできる泡の正体

ビーカーなどで水を加熱すると,40度付近から小さな泡を生じます。あれは何でしょう? すでに沸騰が始まった・・ということはありません。では,何者? 写真のような実験装置を使い,発生した泡を集めてみました。

しばらくすると,気体を多く集めることができました。これが水蒸気であれば,上に来るまでに冷やされて水になってしまうので,気体を集めることができません。

さて,この気体の正体は・・水に溶け込んでいる酸素でした。そういえば,水中の生物は酸素を取り込んでいました。夏の暑い日に,水槽内の金魚が水面でぱくぱく空気を取り込んでいたのは,水温上昇により水中の酸素が逃げてしまい,息苦しいから・・のようです。水温上昇は魚にとって大変な事態ですね。



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